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真夏に涼を取る1

 盛夏期は、ここ北東北でも最高気温が35度前後まで上昇することがありますし、東北以南はさらに高くなるでしょう。そこで重要なのが、秋田犬にどうやって涼を取ってやるか。室内犬として暮らしていれば、エアコンなどで快適かも知れませんが、外の犬舎で暮らす秋田犬は高温にさらされます。舎外に出してホースで水をかけてやるのも良い方法でしょうが、それは1日に何度もできる方もいれば、ふだんは留守にしているなど、容易にできない家庭も少なくありません。

 ある程度成長した犬は暑さに耐える力もついていますが、子犬にはとりわけ暑さ対策が大切です。そこでこのコーナーでは、当地のベテランオーナーが子犬のために最も良い方法として実践している方法をご紹介しましょう。

 2リットルのペットボトル内の水を凍らせ、ペットボトルごと子犬に与えるという、いたってシンプルな方法です。すでに実践しておられる方は、少なくないかも知れません。いわば氷枕のようなもので「うわぁ、助かるぅ」とばかりに、とても喜びます。気温の上昇具合によって解氷の早さは違いますが、35度前後まで上がっても冷たさは2時間程度持続するでしょう。

 日中誰もみてあげられなければ、朝出かける前に犬舎内に1本入れておくと短時間ながらいくぶん快適さは確保されますし、常にどなたかが自宅にいて犬の様子をみる環境にあるなら、氷が解けたらすかさず次のペットボトルを入れてあげると、少なくとも日中は涼を取り続けることができます。

 子犬だけではなく、成長した犬も喜びますので、試してみる価値は十分にあるでしょう。ただ、成長した犬の中には噛み砕いてペットボトルをぼろぼろにしてしまう性格のものもおりますので、そうした犬に与える場合はペットボトルをある程度の数、用意しておく必要があります。

 子犬が何頭かいる場合は、特に体格に恵まれた子や気の強い子がペットボトルを独占する可能性があります。様子をよく観察し、独占しているようでしたら、子犬の数だけペットボトルを置くなど、工夫してみてください。下の写真は、ペットボトルの氷が解け出してきましたが、それでもまだ十分冷たいため、とても気持ち良さそうです。

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