2018年5月21日付
「秋田犬の評価上がる」
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秋田犬贈呈式への安倍首相出席に対する考えを示す佐竹知事(左)とザギトワ選手への贈呈犬
ザギトワ選手への子犬贈呈式
 
安倍首相出席へ

佐竹知事、初めて考え示す

 秋田県の佐竹敬久知事は21日、平昌(ピョンチャン)五輪の女子フィギュアスケート金メダリスト、ロシアのアリーナ・ザギトワ選手への秋田犬の贈呈式に安倍晋三首相が出席することに対し、初めて自らの考えを公(おおやけ)の形で示した。この中で知事は、首相が出席することで秋田犬の評価が上がるとする一方で、秋田犬が政治的な中で翻弄されるのは不本意、と強調した。

 ザギトワ選手に贈呈されるのは、秋田犬保存会(本部:秋田県大館市)秋田県南支部長の濱田正巳氏犬舎で2月15日に産声をあげた赤毛。メスながらも、この犬に同選手は「勝利」の意味をもつ「MASARU」という"男名"を付け、対面の日を心待ちにしている。

 贈呈式への安倍首相出席は、菅義偉官房長官が18日の記者会見で明らかにした。それによると、今月24日から27日かけて訪露する安倍首相は26日にプーチン大統領とモスクワで会談し、秋田犬保存会が同日開く贈呈式にも出席。

 これまで"静観"してきた佐竹知事は21日、初めて記者会見で今回の首相出席について自らの考えを示した。冒頭、知事は「前回の秋田県からのプーチン氏への贈呈は、東日本大震災の時のお礼なので完全に政府間の公的な贈答。今回は民間からのプライベートなこと」と双方の違いを述べた。

 その上で、「私なども、民間の贈呈でも県知事に立ち上がってほしいということがたまにある。そうしたことからすれば、総理が(贈呈式に)出ても、それは日本としてのザギトワ選手に対する尊敬の念もあろう」と肯定的な見方を示した。

 さらに、知事は「私どもにすれば秋田犬は『お犬様』なので、総理の出席で秋田犬の評価が上がる」とする一方、「秋田犬にとってはあまり政治的な中で翻弄されるのは不本意だろうし、あくまで犬が主役なので、犬を大事にしてもらうことが一番の根本であろうと思う」と結んだ。

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