ハチ公クラブ/30年秋田犬関係ニュース
2018年7月12日付
7年ぶり「災害」もテーマに
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研修そっちのけでスマホを操作する受講者も(一例:画像左)
大館市で動物取扱責任者研修会
 
目立つ受講マナーの低下

 動物取扱責任者を対象に法律で年1回の受講が義務づけられている秋田県の本年度同責任者研修会が11日、県北地区を皮切りに始まった。「西日本豪雨」に伴う死者数が200人(12日現在)に達した中、今研修会では7年ぶりに「災害」をテーマの1つの取り上げた。ただ、研修中にスマートフォンを操作する者も複数見られるなど、とりわけ今年は受講マナーの低下が目立った。

 同研修会は販売や展示、保管など動物取扱業者への配置を義務づけている同取扱責任者を対象に、法律(動物の愛護及び管理に関する法律第22条)で年1回、3時間以上の受講を義務づけているもの。

 同法では犬、猫などを販売せず繁殖しているだけでも、動物取扱業者として登録をしなければならない。しかし、一気に注目度が高まっている秋田犬などは未登録のまま長年にわたって繁殖、販売する者がいまだ少なくないにもかかわらず、秋田県内では"野放し状態"になっているのが実情だ。

 秋田県内の本年度研修会は11日に県北地区(会場:大館市北地区コミュニティーセンター)、19日に県南同(同:大仙市大曲交流センター)、26日に中央同(同:県庁第2庁舎8階大会議室)の各日程で開講。

 県内のトップを切った県北地区の研修会には約70人が受講し、県動物管理センターの須田朋洋主査が「動物愛護管理法について」、同センターの福間幹大技師が「動物の飼養管理について」、同センターの小山真人副主幹兼班長が「災害への備え」と題してそれぞれ講義。

 平成最悪の水害となった「西日本豪雨」で死者、行方不明者あわせて約240人にのぼると推定される中、災害に関しては23年の東日本大震災以来7年ぶりに、テーマに取り上げた。

 この中で小山副主幹は、災害の際は動物取扱業者、個人の飼育者とも犬、猫などを自分の手で安全確保や飼養する「自助」が基本であるとし、行政が手を差し伸べる「公助」はあくまで人命が最優先、と強調した。

 今研修にあたっては、受講者らの私語に対して近所から苦情が出ているのを受けて「私語を慎んで」と、初めて教室前面に掲示するとともに研修前に講師が口頭で注意喚起。しかし、同注意は研修前後や計20分の途中休憩時間中も含むのに対し、例年同様、教室内には私語が響き渡った。うち行政所有の秋田犬を管理している、ある受講者などは同席の受講者らに対して休憩時間中、管理秋田犬の話に"ノンストップ"で花を咲かせていた。

 また、研修中にスマホ操作に余念がない受講者も複数見られたほか、「法で受講が義務づけられた研修」にもかかわらず10数分間にわたって席を離れて電話をする者、受講中何度も音(声)を出してあくびをする者など、とりわけ今年は受講マナーの低下が目立った。例年の光景とあきらめているためか、講師らも"ネグレクト"状態だった。

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