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ハチ公旅立ちの駅
 大館で生まれた可愛い子犬は大正13年(1923年)1月14日、東京の上野英三郎博士のもとへ大館駅から旅立ち、翌15日、「ハチ」と名づけられました。当時の大館駅と現在のJR大館駅は佇まいがまったく異なりますが、「ハチ公旅立ちの駅」としての大館駅と、同駅前に建立されている忠犬ハチ公像、秋田犬の像を簡単にご紹介しましょう。

 上の写真は、改築前の大館駅舎正面です。新たな駅舎は令和5年10月29日に開業日を迎えます。つまり、ご覧の写真もまた古き良き時代の大館駅の風景ということになります。大館駅は「大館市の表玄関」という表現もできようかと思いますが、現在は同駅から秋田犬の子が当時のハチ公のように旅立つことはほとんどありません。

 生後約50日だったハチ公は、上野駅まで10数時間の旅をしたことでしょうが、今は大館市から車で約30分の位置にある大館能代空港(北秋田市)から大半が旅立ちます。羽田空港までだと約70分の旅ですので、ハチ公のころとは大違いですね。

 大館駅の正面玄関に立つと、台座の上に鎮座している忠犬ハチ公の像が、駅を降り立った人々を出迎えてくれます。この像のデザインは、渋谷のハチ公像と比較的似ているでしょう。毎年4月8日には、市民や市内の児童などが参加し、この像の前でハチ公の慰霊祭が開かれます。
 大館駅正面から見てハチ公像の後方には、「秋田犬の像」があります。雪国である大館市は、2月はまだまだ積雪期で、ご覧のように子犬像などは半ば雪に埋もれています。
 こちらは、左の像の台座に刻まれた「秋田犬の像」の表記です。
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