BANNER0808.JPG - 66,727BYTES

わさおに会う・秋編

 春は、わさおに会う目的で青森県鯵ヶ沢町に出かけた。そして、猛烈な残暑(2012年)からようやく解放され、平年よりかなり遅く秋風が吹き始めた9月25日、用事で青森県に出向いた流れで、わさおに再会してみようと思い立った。春に撮影した写真とさして変わり映えがしないものの、わずかに興味引いた光景を2カット紹介してみたい。

WASA11.JPG - 270,306BYTES
  
「わさお」と記された"本宅"が、写真左の犬小屋。どう見てもそれは、立派に成長した彼の体には小さい。そういうわけでもなかろうが、ちゃっかり猫の親子が"間借り"し、扉から出入りしていた。春に訪れた際には、目にしなかった光景だ。

わさおが今の主人と出会ったころに作られたであろう犬小屋では、新たな生命を宿した猫が出産し、育てた。写真の枠からは外れているが、犬小屋の脇には餌が器に入って置かれている。「そこに住んでいいから、子どもをちゃんと育てなさい」という、主人の思いやりを感じさせた。

WASAO12.JPG - 707,188BYTES

有名犬のわさおを一目見ようと、平日でさえ途切れることなく観光客がやって来る。相も変わらず彼は、家族連れやカップルなどに媚を売るような仕草など見せぬばかりか、人のざわめきにも微動だにせず寝ていた。

ようやく秋が訪れ、海風が心地よい。それでも、すでに不用なはずの大型扇風機が2台、わさおの背後で威勢よくまわっていた。観測史上、新記録ともいえる夏の猛暑と、9月に入っても続いた驚異的な残暑。秋風が吹いても回り続ける扇風機は、夏の名残なのだろう。

HOME