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秋田犬はさすがに北国の当地原産とあって雪が大好きで、吹雪の中でも生き生きと走り回ります。しかし、犬舎内にまで雪が入り込むという環境、つまり吹きさらしの状態は好ましくありません。それで、犬舎から後方の景色が見えるカメラスケッチ(1)と異なり、真冬は厚い毛布などで犬舎の一部を覆うこともあります。 これに加え、生まれたばかりの子犬たちに暖を取るために出産後、昼夜20日間ほどワット数の高い電球を点灯し、一部ではなく犬舎の四方を覆います。これにより、犬舎内は外が氷点下でも暖かくなります。母親が子犬を窒息させたり、誤って踏みつけたりする事故も、生じにくくなります。これだけの明るさで夜中も点灯していれば、人間なら明るすぎて眠れないかも知れませんが、犬たちには一向に気になりません。→ |
ワラを敷くメリットは、暖かさのほかに体を清潔に保てる、歯磨き効果がある、などが挙げられます。北国では雪の季節はなかなか犬を洗ってやることができませんが、ワラの上に座ったり寝たりすることにより、ほとんど体臭が出ません。毛にツヤが出るほどです。 また、ワラを敷いてやると、口臭がしません。たまに口に含んだりしているのでしょう。さらに、尿や便を中にしても、ワラを交換するだけで済み、衛生的です。 ワラは一冬同じものを敷きっ放しにするのではなく、汚れ具合などを観察しながら換えてやれば、なお好ましいでしょう。ただ、稲作農家ならワラを簡単に用意できますが、それ以外の家庭にはややむずかしいかも知れません。犬舎内へのワラ敷きを実践してみたいオーナーの皆さんは、農家と親しくなるなど確保に工夫してみてください。 |
写真のベテランオーナー犬舎では父母がまったく違う血統のため、隣り同士の犬舎に住んでいます。このため、こうして父親と子犬が対面できます。双方初対面なのに、匂いで分かるのでしょう。どちらも穏やかな表情で見つめていました。生まれて1週間だと、眼は豆粒のようで、体格も大きな鼠ほどです。→ |
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