県北地域を皮切りに始まった22年度の動物取扱責任者研修会 |
動物取扱責任者研修会
県北皮切りに始まる |
秋田県内の動物取扱業者を対象とする22年度の動物取扱責任者研修会が、16日の県北地域会場を皮切りに始まった。今研修会では、依然として全国に脅威を及ぼしている口蹄疫についても触れた。
18年6月施行の改正・動物愛護管理法によって受講が義務づけられている同研修会は、本年度で5回目。来年6月末で動物取扱業登録の有効期限を迎える同法施行時期に登録した業者にとっては、来年の更新を前に最後の研修会となる。
前年に続いて大館市有浦の大館地域職業訓練センターで開かれた県北地域の研修会には、ペット販売業者や販売も行う繁殖者、牧場、動物の貸し出し業者、ペットのシッターなど約60人の関係事業所の動物管理責任者が受講。
狂犬病予防法を含む関係法令や昨年6月に施行されたペット安全法、宮崎県を中心に現在も深刻な状況にある口蹄疫、動物由来感染症などについて、秋田県動物管理センターや農水省秋田農政事務所の職員らがそれぞれ専門的な見地から講義した。
この中で動物取扱業の更新について同センターは、18年に登録を受けた関係業者に対して登録期限満了日の2カ月前から満了日までに申請するよう促すとともに、「センターから通知しないこともあり得るため、登録証を見てみずから確認しておくように」と求めた。
一方、牛や豚など偶蹄(ぐうてい)類の家畜がかかる病気、口蹄疫については宮崎県内(6月10日現在)で5市5町の285農場に発生が拡大していることや、秋田県ではすべての畜産農家に消毒液を配布する予定であることなどを説明。
同研修会は、県南が23日に大仙市の大曲地域職業訓練センター、中央が7月6日に秋田市の県庁第2庁舎大会議室で、それぞれ午後1時から開かれる。
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