M-DAIZI2.JPG - 58,798BYTESBANNER0808.JPG - 66,727BYTESDAIZIA8.JPG - 29,834BYTES

親子4代の変遷
 

 当地の大ベテランが長年の経験に基づいて確信しているのは「赤、虎、白の基本的な3色の中では、虎を作り上げるのが最もむずかしい」ということ。そこでこのページでは、親子4代(いずれもオス)の虎の写真を見ながら、その変遷を少しだけ考察してみたい。

GENERATION0808D.JPG - 22,724BYTES
仮にこの犬を初代としよう。4代の中で彼は、最も「黒虎」としての色彩個性が強い。
雄大なスケール(体格)のみならず、きわめて優れた色と構成を誇り、総支部展までエントリー。
同展最高峰の特優1席で展覧会歴を終えた。(秋田県生まれ)
 
UN1.JPG - 17,271BYTES
虎×虎で誕生した2代目は、心持ち「黒虎」の色合いが緩和された。
体格は初代と同等あるいはわずかに下回るが、顔、構成の良さは初代をしのいだ。
賞歴は支部展最高峰の特優1席と初代を超えなかったものの、
支部展以外に出陳しなかっただけのことで、
全国への知名度は初代とは比較にならないほど高い。(秋田県生まれ)
 
GENERATION0808C.JPG - 31,788BYTES
虎×白で誕生した3代目は、初代、2代目以上に「黒虎」色が緩和された。
顔、構成、スケールとも初代、2代目の優れた点を受け継いだほか、独特の個性が加わった。
本部展春、秋2回連続1席を勝ち取った。(秋田県生まれ)
 
GENERATION0808B.JPG - 101,523BYTES
虎×白で誕生した4代目。きょうだいたちの中で3代目の優れた点を最も強く受け継ぎ、
撮影時はまだ生後約50日だったものの、
県内外のベテランの間では「すごい虎が生まれた」と話題になった。
子犬の時点で、見る人の目に強烈なオーラを感じさせる犬は稀だが、この子はまさにそれである。
(秋田県生まれ)
 
4代の変遷をみると、明確に「黒虎」と呼べるのは初代だけで、
黒虎に出にくい「顔の良さ」を、代を重ねるごとに改良しているのが、
ベテランの方々にはお分かりいただけるのではないか。
 
GENARATION0808A.JPG - 74,967BYTES
このコーナーの内容はやや専門的なため、
一般の方でも楽しめるように、4代目の可愛らしいショットも載せてみました。
HOME