令和2年(2020年)3月2日付
支部展中止相次ぐ
 
新型コロナウイルス感染拡大で
 
秋田犬の春季展覧会

 新型コロナウイルス感染拡大の影響でイベントの自粛、中止の動きが全国で強まる中、2月上旬に開幕した秋田犬の春季支部展覧会も中止が相次いでいる。秋田犬保存会(本部:秋田県大館市)は、毎年5月3日に同市で開いている本部展覧会の対応について態度を明らかにしていないものの、今後、中止や延期など重要な決断を迫られそうだ。

 国内の秋田犬春季展覧会は、2月9日の第78回群馬県支部展、第70回鹿児島県同を皮切りに開幕。一方、福岡中央支部は2月23日に予定していた第14回支部展を全国各支部のトップを切って中止したほか、第22回茨城第一支部展(今月1日)、第89回埼玉県同、第76回福岡県同(各同8日)、第91回茨城県同、第88回広島県同(各同22日)、第93回宮城県同(同29日)、第45回東海北陸総支部展(4月5日)、第78回岩手県支部展(同12日)と、今月から来月中旬にかけて7支部展と1総支部展が相次いで中止。

 これは同保存会が2日現在で明らかにしたもので、こうした動きに呼応し、同日現在で開催予定の第1回高知支部展(今月8日)、第75回岡山県同、熊本県での第97回九州総支部展(各同29日)、第84回千葉県支部展、第101回秋田中央同、島根県での第43回中国四国総支部展(各4月5日)、第57回新潟県支部展、第11回北海道道南同、大阪府での第112回関西総支部展、東京都での第26回関東中央同(各同12日)、愛媛県での第21回中国瀬戸内同、北海道での第106回東北北海道同、神奈川県での第105回関東同(各同19日)、そして大館市での第142回本部展(5月3日)の中からも、今後中止決定が続出すると予想される。

 うち全国大会に位置づけられる春季本部展は、これまで中止されたことはほとんどない。ちなみに、東日本大震災の平成23年(2011年)は5月3日を22日に延期。「東日本大震災被災地支援特別本部展」の名称で、会場も定番の大館市から埼玉県羽生市で移して開いたため、事実上中止しなかった。

 支部展や総支部展と異なり、本部展は国際色豊かで、昨春なども中国を含むアジアや欧州諸国から少なからず見物客や出陳者(参加者)が訪れた。このため、中止や延期などの対応が求められる状況ながら、本部展を主管する県北支部のある役員は「今(3月2日現在)はまだ、本部展をどうするといった話は聞いていない。5月の開催なので、様子見なのでは」との見解を示している。
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