令和2年(2020年)8月11日付
春に続き中止続出か
 
コロナ影響で秋田犬展覧会
 
保存会、秋季開催日程を公表

 春季展覧会が新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止続出を余儀なくされた中、公益社団法人秋田犬保存会(本部:秋田県大館市)は秋季展覧会の日程を公表した。同感染拡大が春以上に深刻の度を増している現状からすれば、今後の動向しだいでは春に続く中止続出も懸念される。

 今春の展覧会(国内)は2月9日の第78回群馬県支部展、第70回鹿児島県同を皮切りに、当初はほぼ例年どおりの日程が組まれた。しかし、新型コロナウイルス感染拡大が全国で深刻化したのを受けて支部展、総支部展、本部展が相次いで中止に。

 うち全国大会に位置づけられる本部展は約140回の歴史の中で中止されたことはほとんどなく、東日本大震災の平成23年(2011年)ですら5月3日を22日に延期し、「東日本大震災被災地支援特別本部展」(会場:埼玉県羽生市)に名称を変更して開催にこぎつけた。

 一方、第142回を数えるはずだった今春の本部展は、同保存会が定番開催日となる5月3日以降への延期を視野に入れたものの、政府が全国対象の緊急事態宣言を5月末まで延長したタイミングで中止を決定。

 同保存会が公表したところによると、今秋は9月27日の第75回北海道中央支部展と第88回広島県同を皮切りに、17支部展、8総支部展、そして大阪府岸和田市を会場に第142回本部展の計26展覧会を予定している。うち秋田県内は、10月11日に大仙市で第96回県南支部展、続いて例年同様大館市で11月3日に第86回県北同。

 新型コロナウイルス感染拡大で最も中止が相次いだ4月以上に深刻の度を増す中、各支部のうち同保存会本部お膝元の秋田県北支部会員からは「春と同様、全国で中止が続出するのでは?」と、半ばあきらめの声も。

 屋外のスポーツ大会などはプロを含めて一部再開の動きもみられるものの、秋田犬展覧会の場合、他都道府県をまたいで参加(出陳)や見物客が訪れる例が少なくない。

 全国各地で予定どおり開催したとして、各地の主管支部は万全の予防体制を取れるのか、また、いずれかの会場で感染者が出た場合の同保存会の責任所在など、開催にあたってクリアすべき問題は多岐にわたると予想される。  前の関係記事

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