令和2年(2020年)10月22日付
春に続き中止相次ぐ
 
秋田犬の秋季展覧会
 
注目される本部展の動向

 公益社団法人秋田犬保存会(本部:秋田県大館市)の秋季展覧会は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で春季展覧会に続いて全国で中止が相次いでいる。中止に対して会員などの間で賛否両論がある中、全国大会に位置づけられる本部展は予定どおり開催するのか、春に続いて中止するのか、今後の動向が注目される。

 新型コロナウイルス感染拡大は依然予断を許さない状態ながら、政府がGotoキャンペーンで国内観光の需要喚起を図っているほか、全国、地方レベルでのスポーツ大会なども同感染拡大防止に配慮しつつ再開の動きが目立っている。

 こうした中、秋田犬保存会の会員らが手塩にかけて育てた秋田犬の質を競うとともに、秋田犬のPRを図る上で貴重な場となる支部展、総支部展は、同感染拡大の影響で2月から4月にかけての春季が全国で中止続出。また、毎年5月3日に秋田犬発祥地の大館市で開く本部展も、延期を模索したものの緊急事態宣言が全国に拡大されたのを受けて開催を断念した。

 一方、9月27日の第75回北海道中央支部展を皮切りに始まった秋季展覧会は当初予定の支部展、総支部展あわせて25展覧会のうち、22日現在で6割近い14展覧会を中止に。

 これに対しては「感染予防の上で中止は妥当な判断」「国内観光が再び活発化しつつある状況なのだから、無観客にしてでも開催すべき」といった賛否両論の声が、会員などから聞かれる。また、今後開催を予定している展覧会に対して同保存会は「参加者は自己責任で参加を」などと呼びかけている。

 注目されるのは、大阪市岸和田市を会場に12月6日に開催予定の第142回本部展の行方。5月3日に大館市、12月初旬ごろに関東以南を会場に開く本部展は全国大会の位置づけにあり、国内外から多くの見物客が訪れるほか、昨春は欧州勢の参加も活発化。

 未解除だった東京など首都圏の1都3県と北海道を含む全国で緊急事態宣言がさる5月25日に解除され、以降出されていないながらも感染拡大に対しては依然予断を許さない中、本部展を1年ぶりに開催するのか、春季に続いて中止するのか、今後の動向が注目される。

 なお、秋田県内の支部展は第96回県南支部展を今月11日に大仙市で開いたほか、第86回県北支部展を恒例の11月3日に大館市で予定どおり開催する方向で準備を進めている。 前の関係記事

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