令和3年(2021年)5月3日付
3年ぶり桂城公園で開催

春の秋田犬本部展
 
コロナ禍も「日本一」目指し熱気

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3年ぶりに桂城公園で開催した春の本部展

 

 公益社団法人秋田犬保存会(本部・秋田県大館市)は3日、今春の秋田犬展覧会の集大成となる第143回本部展を同市の桂城公園で開いた。コロナ感染予防対策を徹底し、3年ぶりに同公園で開催。"日本一の秋田犬"を目指す出陳者らの熱気に包まれたが、見物客は例年より格段に少なかった。

 同保存会の展覧会は、秋田犬の普及や保存を狙いに毎年に開かれている主要事業。中でも本部展は展覧会最高峰の位置づけにあり、春、秋2回のうち5月3日に大館市を定番会場とする春の本部展は、秋以上に高いレベルを誇る。

 一昨年は桂城公園に隣接する市民体育館の老朽化に伴う閉館の影響で会場を大館市上代野地内のニプロハチ公ドーム付属駐車場に移し、昨春は新型コロナウイルス感染拡大の影響で開催を模索しながらも中止を余儀なくされた。このため、春の本部展は2年ぶりで、同公園を会場とするのは3年ぶり。

 コロナ禍によって今春も昨春以来3季連続で支部展、総支部展の中止が相次いだ中、全国各地から出陳者、見物客が訪れる本部展の開催を疑問視する声が聞かれた。地元秋田県北支部のあるベテラン会員は本部展運営の重要な役割を任されていたが、勤務先の指示を受けて分担を断り、会場に足を運ぶのも断念したという。

 同保存会は出陳者、見物客にマスク着用徹底はもとより検温、アルコールでの手指消毒を会場で求めたほか、例年午後4時半近くまでかかるところを昼食休憩を取りやめ、表彰式も簡略化するなどして同2時40分ごろには早々に閉幕。

 この日は、午前9時ごろまで断続的に強い雨に見舞われたが、以降は強風が吹き荒れながらも時おり日差しが降り注ぐまずまずの天気に回復。同公園では例年、大館桜まつりが開かれ、同本部展を協賛行事に位置づけ、まつりの来場者と同本部展の出陳者、見物客でごった返す。

 しかし、今春はコロナ感染拡大防止の観点から桜まつりそのものは開催したものの、関連イベントは同本部展を除いてすべて中止。こうした背景から、本部展見物客も例年に比べて格段に少なかった。

 それでも審査員らは午前の第1審査(個体審査)、午後の第2審査(総合審査)を粛々と進め、秋田犬の正統的なスタイルである巻尾立耳や顔、構成、歯並び、毛の色、艶などに対して厳密に優劣を付した。

 今回は棄権を除く118頭が審査対象犬として競いあったほか、過去に本部展で最高峰の名誉章などを獲得した参考招待犬や一般供覧、子犬供覧といった審査対象とならない犬も、例年同様披露された。

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上位から順番にコールされて整列するハンドラーと出陳犬

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審査員らの厳しい視線を浴びて審査に臨むハンドラーと出陳犬

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