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このオレカは、当時の大館駅長さんからちょうだいしました。「大館駅のオリジナルカードで、記念すべき1枚目です」とのことでした。裏面には「008707B8E5901」と印字されています。このカードが1枚目であることを示すのは、末尾の「1」でしょう。駅長さんに取材にうかがった際、「1枚目をどうぞ」と気前よく"贈呈"してくれました。 あれから四半世紀近く、1度も使わずにとっておいたのですが、「かなり歳月が流れた」ということで、秋田犬ファンの皆さんにお披露目してみました。 秋田支店名で秋田犬の写真を掲載したオレカは、母犬からお乳をもらおうとしている子犬の絵柄もありましたが、それは大館駅のオリジナルではなかったと思います。やや見づらいですが、カードの右下に「大館の秋田犬」と記すことで、大館の秋田犬の存在感をアピールしています。 大館駅は、1924年(大正13年)にハチ公が東京帝国大農学部教授、上野英三郎博士のもとへ旅立った由緒ある駅。旅立ちから約60年後に、同駅がオリジナル製作した秋田犬のオレカは、いくぶんなりとも価値があるのではないでしょうか。大館駅については「ハチ公旅立ちの駅」のページでご覧いただけます。 |